我が家にきてから2年が経とうとしている「ゴールデンハムスター」のきなこ。
日に日に弱っていくおばあちゃんハムスターとの生活は、毎日ヒヤリの連続です。
老ハムスターとの生活
老ハムスターとの生活は、寝ても覚めても生存確認。
きなこ……
おはよう……
生きてるか……?おい!死ん……
生きてるー!!
エブリデイ生存確認。
きなこが病気になって2ヶ月。この2ヶ月でずいぶん衰弱して、老化が一気に進みました。
2歩あるいては転び、ペレットをかじりながらウトウト。体もどんどん痩せて、触ると骨を感じるように。
起きているより寝ている時間の方が長くなり、回し車に乗る事もなくなりました。9月の2歳の誕生日まで生きられるだろうか…
そろそろ覚悟を決めないといけないんだろうかと思っていた矢先、別れは突然にやってきました。
ハムスターとの別れは突然に
いつものようにケージの中でうずくまっているきなこ。
おーい、きなこさんや……
おはよう……
指先に感じる冷たさで、きなこがもう目を覚まさない事を悟り、娘と2人で大号泣。今も書きながら思い出し泣きです。
2歳の誕生日は何してあげようかなーなんて思ってたんですよね。それが突然埋葬場所を考えなきゃいけないなんて。
埋葬場所は実家に頼ろうと、泣きながら母に電話。
あらー、ハムちゃんが…
そりゃ残念だったね。
どこにでも好きなとこに埋めてやって。
母の許可を頂いて、実家の桜の木の根元にお墓を作らせてもらうことにしました。
最後にちゃんと顔を見ようと抱きあげると…
ペレット咥えとるやんけ!
ペレットが半分、口から出ています。いつものようにモグモグしながら眠って、そのまま逝ったのでしょう。
くいしんぼうの彼女らしくて笑いましたよ。泣きながら。
きなこがウチに初めて来た日が、昨日の事のようによみがえります。走馬灯といいますが、死なれた方も思い出が駆け巡るものなんですね。
小さな家族との別れで開いた心の大きな穴が埋まるには、まだ時間がかかりそう。
きなこ、うちに来てくれてありがとう。またいつか会おう。
1年10ヶ月分の感謝と愛を込めて。