『大根あめ』は古くから伝わるもので、大根を飴に漬け、その成分を出して飲みます。
我が家では、のどが痛いときには大根あめを作って飲んでいます。
大根あめを飲むと、のどの痛みやイガイガ感が緩和されますよ!
風邪でのどが痛くてツライ人には、一度試してみてほしい!
なぜのどの痛みに効く!?大根あめの作り方
大根あめ好きー!!
ゴホッゴホッ……オエッ
娘が絶賛かぜっぴき中なので、さっそく大根あめを作りましょう!
作り方
①大根を1cm角に切る。
小さいサイコロの様に。
②ビンやタッパーなど、好きな容器にカットした大根を入れる。
③大根の2/3が浸かるくらいのハチミツを入れる。
少なく感じるかもしれませんが、大根の水分が出て量が増えるので大丈夫です。
④水分が出て大根がシワシワになってきたら完成。
簡単でしょう?寝る前に作れば、朝には出来ています!
朝一の『大根あめ』で、のどの調子を整えましょう。
そのまま飲むのが一番効果的だとは思いますが、大根の匂いを嫌がるお子さんには、ヨーグルトにかけたり、ホットミルクに混ぜたりすると飲みやすくなります。
※日持ちはしないので冷蔵庫で保存して2、3日中に使い切るようにしてください。
大根あめは、なぜのどの痛みに良いのか?
その秘密は、材料にあります。
秘密①大根の成分
大根にはビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンB群など幅広い栄養素が含まれています。
アミラーゼ、プロテアーゼ、オキシターゼなどの消化酵素が含まれているので、風邪などで弱った胃腸の働きを助けてくれます。
大根の辛味成分イソチオシアネートには解毒、殺菌、抗炎症作用があり、のどの痛みや炎症を和らげてくれる効果があるといわれていますよ。
大根の葉の部分にはさらに多くの栄養素が含まれているので、捨てずに食べる事をオススメします!
秘密②蜂蜜の成分
ハチミツが、腐ったりカビが生えたりしない保存性の高い食品だという事は、よく知られていますよね?
殺菌消毒作用のあるグルコン酸が含まれている事と、空気中の水分を吸収する際に発生するオキシドールによる高い殺菌作用によって、ハチミツは守られているらしいですよ。
大根あめは、その名のとおり昔は大根と水あめで作られていたようですが、現在はその高い殺菌効果からハチミツを使う事が多いようです。
大根とハチミツの成分を見れば、のどの痛みに効くのが納得できますね。
大根あめを最後まで使いきる方法
水分が抜けてシワシワになった大根、捨ててしまうのはもったいないので最後まで使い切りましょう。
そのまま食べても良いのですが、私も娘もあまり好きではないのできんぴら大根にしちゃいます。
これが楽しみで、大根あめを作っているといっても過言ではない!くらい美味しいので作ってみてくださいね。
ごま油で大根を炒めます。(ニンジンを入れてもOK)大根が甘くなっているので、味付けは醤油だけで大丈夫ですよ!
仕上げに、白ごまをふりかければ完成です。
めっちゃ簡単!!そしてウマ!!
最後まで美味しい、おばあちゃんの知恵袋。
大根あめでのどの不調を治しましょう!
注意
※ハチミツにはボツリヌス菌が含まれている事があります。
1歳未満の子供には与えないでください。
ボツリヌス菌は自然界に広く存在し、芽胞を形成します。
腸内が未発達な1歳未満の乳児が食べると腸内で芽胞が発芽し、強い毒素が産生され乳児ボツリヌス症を発症すると言われています。