【4コマまんが】娘、母の過去に学ぶ。
愚者は経験に学び
賢者は歴史に学ぶ
オットー・フォン・ビスマルク
時は1990年代後半。
テレビからはユーロビートが流れ、猫も杓子も日焼けにミニスカート。
どこもかしこも「アムラー」で溢れていた時代がありました。(筆者の主観に基づく)
当時中学生だった私も例外ではなく、見事に流行の波に飲まれアムロちゃんに憧れていたのです。
母の小言もどこ吹く風。
ミニスカートにストレッチブーツを履き、せっせと眉毛抜きに勤しんでおりました。
当時の写真を見て心から思う事があります。
何してくれとんねんワシ。
数年後にナチュラルメイクとやらが来んねんぞ。
と。
時は流れ、眉毛は生えてこないまま、気が付けば西暦は2019年になっていました。
憧れだったアムロちゃんも引退し、もう過去を振り返ることもないかもしれないなと一抹の寂しさを覚えた平成の終わり。
安室奈美恵は想像以上に偉大でした。
引退ニュースで5歳の娘の心を掴んだのです。
YouTubeでテレビでアムロちゃんを見つけては目をキラキラさせている娘に、母はふと話してみたくなりました。
お母さんもアムロちゃんが好きだった事、マネしたくて眉毛を抜いた事なんかを。
お母さんバカだなーって笑い話のつもりで。
「流行を追うとろくな事にならないんだね。」
ロクナコトニナラナインダネ。
リフレインが止まらない。
ぐうの音も出やしません。
母の過去の失敗から何か大事な事を悟った娘には後光がさしていました。
彼女がこの先、流行に翻弄されず生きていってくれる事を願います。
願いを込めて私の名言を一つ。
眉毛は財産。©てらしー
大事にしーやー。