夏休みの終盤になって、紙束の間から発見されるアサガオの観察記録。
「これって書くべき!?」とアタフタしているそこのアナタ、大丈夫!一人じゃないよ!
夏休みもあと数日で終わりという日に「観察記録」を発見した親子の決断をシェアします。
【夏休み終盤】白紙の「観察記録」が見つかった!どうする?
夏休み終盤、長野の山にこだまする母の叫び。
なんじゃこりゃあ!!
なんじゃこりゃぁ…
nじゃこりゃぁ…
こりゃぁ…
ほぼ真っ白。
名前すら書いてねぇ。
まったく何がショックって、娘は毎日アサガオに水をあげてたんだよね。
ああ、書いてさえいれば!!!
せっかくなので、この白紙の観察記録をどうするか娘と話し合ってみました。
まずは「そもそも夏休みの宿題で朝顔を育てる理由」は何なのか、調べたよ。
小学生は夏休みになぜ朝顔を育てるのか
文部科学省の学習指導要領を調べてみたところ、朝顔を育てる目的は「朝顔の成長・観察を通して自身の成長への気づき」を得るため。
気付きは対象に対する一人一人の認識のことですが、活動を繰り返したり対象とのかかわりを深めたりすることに伴い、一つ一つの気付きが関連付けられた気付きとなったり、対象への気付きが自分自身への気付きとなったりすることが考えられます。
例えばアサガオを育てる活動を行う中でアサガオへのかかわりを深め、アサガオの成長への気付きがアサガオの世話を続けることができた自分自身の成長への気付きとなることが考えられます。
文部科学省・学習指導要領Q&Aより引用
ほぉん…。
朝顔は水さえあげていればほぼ育つ植物で、栽培が簡単なうえ、花が「色水作り」や「押し花」などにも使えるため観察対象に選ばれている。
毎日観察することで朝顔の変化や成長に気付き、ひいては自身の成長にも気づけるんだと。
最も大切な目的は、自分の成長に気付くことだと!
「白紙を埋めるのか」小1の決断
アサガオを育てる目的が分かったところで、白紙の観察記録をどうするか考えます。
えー、本日の議題は「真っ白の観察記録をどうするか?」です。
あー……
書かない
え?
だって覚えてないから書けないじゃん
嘘書くのもやだし
今日からの分だけ書くわ
潔し。
夏休みの前半で朝顔を枯らしたにも関わらず、親に「いいから適当に書いときなさい!!」と言われるまま記録を偽装した母とは大違いですよ。
ちなみに、やってない理由を先生に聞かれたらなんて答えるの?
「ちょっと忙しくてー」って言う
そういうとこ好き。
そうだな、忙しかったもんな。
毎日児童クラブに通ったり、バーバのお手伝いでお祭りに参加したり。
観察記録は書けなかったけど、毎日世話をしてたのはキレイに咲く朝顔が証明してくれる。
ついでに今後の事も考えてみる。
今回は毎日記録できなかったけど、毎日記録するためにはどうしたらいいと思う?
録画!
……うん
たぶん文科省が思い描いてるのとは違うんだろうけど、母はたしかに娘の成長を感じたよ。
ありがとう、アサガオ。
正しいかは分からないけど、「嘘をつきたくない」って気持ちを大事にしてあげたいと思った夏休みの終わり。
ちなみに、夏休み明けに怒られて担任が嫌いになったのは、また別の話……。