いくえみ綾ファンブックが発売
ついに、待望のいくえみ綾ファンブックが出版されました。
なにこの表紙…素敵すぎる。
『いくえみキャラの名言』や『いくえみ綾×くらもちふさこ対談』など。
ファンにはヨダレもんの一冊になっています。
「うわーこのシーン懐かしい」
「あー、このセリフ好きだったー」
と記憶の波が押し寄せます。
保存版にとデジタルで購入したけれど、コレクター心をくすぐられ紙版も欲しくなっている私。
だって本棚に並べたいじゃないですか。
ファンブックの発売を記念して、いくえみ綾先生への20年分の愛を語ります。
※ひたすら萌え語る記事となります、おそらく読者様に有益な情報はございません。
いくえみ作品との出会い
私がいくえみ作品と出会ったのは1994年。
小学5年生になった私は、それまで愛読していたりぼんに別れを告げ別冊マーガレットへ完全移行。
理由は別冊マーガレットに好みの絵のまんがが多かったから。
当時の連載作家は
・多田かおる
・藤村真理
・きら
・永田正実
・河原和音
・中原アヤ
など、そうそうたる顔ぶれ。
その中でも私の心を鷲掴んだのがいくえみ綾先生なのでした。
バラ色の明日(全6巻)の購入をきっかけにいくえみ作品の収集が始まります。
📚あの頃を懐かしみたい方はこちら↓↓
別マメモリーズ1990~1994
いくえみ作品の魅力
いくえみ男子
いくえみ作品を語る上で避けて通れないのがいくえみ男子。
いくえみ作品にゴリマッチョは登場しない。
(知らないところで登場してるかもしれないけど)
ひょろっとしたあのシルエットが私にはドンピシャで、私が手フェチになったのはいくえみ先生のせいだと思っている。
かねてより『骨格好き』公言している私ですが、いくえみ男子はまさに『理想の骨格なのです。』
出典:バラ色の明日(4)who いくえみ綾 1998年12月22日集英社
細い腕に抱きしめられて細い筋肉をなぞり、どこか頼りないうっすい胸板に頬を寄せる。
なんて甘美な妄想なんでしょう。
こんな妄想ができるのも、いくえみ男子が『どこにでもいそうだから』。
『どこにでもいそうなのに、どこにもいない』それがいくえみ男子。
見た目もさることながら、彼らの魅力はその言葉にある。
いくえみ男子は王子様ではない。
近所に、学校に、職場に、どこにでもいそうな親近感がありながら、実際の男は言わないような言葉をサラリとくれる。
出典:潔く柔く(3) いくえみ綾 2006年6月23日集英社
↑これのときめきポイントが知りたければ、ぜひ潔く柔くを読んで下さい。
ここだけ切り取ると感動が薄れますが、前後のストーリーを知っているマヤマヤファンの黄色い声が私には聞こえます。
誰かを想って、その人の為に語られる言葉の一つ一つ。
そんな言葉に読者はときめかされるのです。
いくえみ女子
いくえみ女子はとりあえず可愛い。
いくえみ作品を読んでいると、モブキャラの背景を妄想する癖がつく。
(私だけかもしれないけど)
どんなに嫌な感じの子でも、その発言に至った経緯や感情を妄想するとなんだか切なくて可愛くて許せてしまう。
出典:潔く柔く(9)
いくえみ女子は理想の体型。
二の腕と前腕部のバランスとか最高。
細い腰と小さなお尻、日本人の体型をバランス良く美しく描く天才。
あんな体になりたいと今でも思っています。
いくえみ女子もどこにでもいそうな感じに親近感を覚えるのだけど、コンプレックスの塊だったり、暗い過去を持っていたり、報われない片想いばかりしていたり。
酔っぱらって読んだら大体泣ける。
自分の人生を生きるしかない
もともとオムニバス形式で描かれる短編集や群像劇で描かれる長編ドラマが好きなこともあって、
バラ色の明日や潔く柔く、かの人や月なんかはいくえみ作品の中でも大好物です。
ちょっとリアルで自分の人生にも起こりそうなストーリー。
どんなに人の人生の脇役でいたいと思っても、所詮自分の人生の主役にしかなりえないという現実と登場人物のセリフが相まって刺さることもしばしば…。
ちょっとディープな人間ドラマに、ページをめくる手は止まりません。
この記事の為に引っ張り出されたまんが達…。
きっと今夜は眠れない。
ここまで読んでくれたアナタはもういくえみファンですね?
さぁ、一緒に『いくえみワールド』にどっぷり浸りましょう。
デジタル版はアプリで