どうも、田舎暮らしのてらしーです!
実は長野にはけっこう方言があるんですよ!
え、田舎だから当然だろうって?
まぁそうなんですけど。
長野の方言て…なんていうか、
こう…地味なんですよね。
方言の3大勢力、東北弁・関西弁・九州弁なんかに比べると恐ろしく地味だし、標準語と比べて若干イントネーションが違うだけなんてもの多い。
方言を使ったところで「出身は長野?」なんてことにはならない。
長野弁は面白くないんだよなぁー
と昔から思っていたんだけど、関西出身の友人に「いや、長野弁なかなかエグイで」と褒められたので、ニヤニヤしながら記事にしてみます。
便利な言葉「なから」
長野の方言で、私が愛してやまないのがなから。
(隣接する群馬や埼玉でも使われることがある様ですが詳細は不明)
長野では、若い人でもけっこう使ってるんじゃないかな?
この言葉のテキトーさったらない。
ニュアンス的には「大体」のような感じで使われているけど、基準は相当アバウトです。
たとえば進捗状況を聞かれたときに「なから出来た」と言っておけば、「70%出来ている」のか「80%出来ている」のか「90%以上出来ている」のかは相手が感覚で判断してくれます。
そう、相手に丸投げ。
進捗状況を答えているようで、実は相手の感覚任せ。
ね、便利な言葉でしょう?
大体・ほぼ・概ね・ほとんど、が全て集約されている感じでしょうか。
長野では、よほどひっ迫した状況でないかぎり「なから」と言っておけば大丈夫。
50%以上の進捗状況は「なから」で、なからカバーできます。便利な方言ですよね。
あなたも今日から「なから」を使ってみたくなったでしょ?
他にもあるよ長野の方言一覧
なからの他にも使える、長野県の代表的な方言の一部をご紹介。
方言 (地方) | 意味 「使用例」 |
---|---|
ずく (県全域) | やる気・根気などのニュアンスで使われる 「あんたは昔からずくなしだから」 |
ときに (県全域) | 一旦、とりあえず 「ときに休んで」 |
~かや? (県全域) | ~かな? 「明日来てくれるかや?」 |
~しない? (県全域) | ~しよう 「今度みんなで遊ぶしない?」 |
みぐさい (県全域) | 見た目が悪い 「この服みぐさいかや?」 |
~だに、~だら (東信・南信) | ~でしょう 「ウマいだに」「そうだら?」 |
せう、せった (北信) | 言う、言った せったかせわねかせってみろ(言ったか言わないか言ってみろ) |
しょうしい (北信) | 恥ずかしい 「みんなの前で転んでしょうしかったわー」 |
なから (県全域) | 大体・およそ9割くらいの事(個人差大) 「夏休みの宿題なから終わった!」 |
長野県民からすると「うちのバァちゃん言うわー」といった感じでしょうか。
しかし、これらの方言を実際に使っているのはほぼお年寄り。
家にお年寄りがいないと、長野県民でも分からない言葉が多々あります。
たまに「方言は俺のアイデンティティYO!」みたいな若人がゴリゴリの信州弁を使ってるけど、まぁかなりレアだね。
方言を使ってみよう
残念ながら、全国的に方言を使う人が減っているらしいですよ。
方言て面白いし標準語より感情が伝わりやすかったりするのにね。
個人的には、出身地関係なくお気に入りの方言(単語)を見つけて使ってみたらいいと思うんですよね。
色々な方言を知ると標準語よりもしっくりくる言葉が見つかるかもしれませんよ。
ぜひ方言を使ってみましょう😊へば!!